初心者ママ必見!食品表示の見方と選び方|原材料・添加物のチェック法

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スーパーで食品を選ぶとき、パッケージの裏にある「食品表示」が気になったことはありませんか?
「カタカナ成分が多くて難しそう…」「子どもに安心して食べさせられるか知りたい」そんなママの疑問にお答えします。

本記事では、食品表示検定中級を持つ筆者が、初心者でもわかる食品表示の基本的な見方と、子ども向け食品の選び方ポイントをやさしくご紹介します。

食品表示とは?初心者ママでもわかる基本ルールと選び方

食品表示とは、「食品表示法」という法律で定められた、食品の情報を伝えるためのルールです。

これにより、私たちは「何が入っているのか」「いつまで食べられるのか」を知ることができます。

特に小さな子どもは消化機能や免疫機能が未発達で体がデリケート。大人が平気な添加物や塩分でも、取りすぎは体に負担がかかることもあります。
だからこそ、ママやパパが食品表示を正しく読めると、毎日の食卓がもっと安心になります。

食品表示の見方|原材料・アレルゲン・期限・栄養成分のチェック方法

1. 原材料名

原材料は使用量の多い順に記載されています。

最初の3〜4項目を見れば、その食品の大部分を占める原料がわかります。

例:レトルトカレーの食品表示

2. アレルゲン表示

卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かにの7品目は義務表示。

それ以外の20品目は推奨表示ですが、多くのメーカーが記載しています。

【推奨表示20品目】アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイフルーツ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、マカダミアナッツ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン

子どもにアレルギーがある場合は必ず確認しましょう。

<例>レトルトカレーの食品表示

法律上は四角で囲われている欄内に記載義務があります。
食品メーカーの意向で、見やすいようアイコンを表示している場合があります。

3. 消費期限・賞味期限

期限については意味が異なってきます。どちらが記載されているかしっかり確認を!

  • 消費期限:傷みやすく、期限を過ぎると安全でなくなる日(過ぎたら食べない)
  • 賞味期限:おいしく食べられる期間(多少過ぎても食べられることが多い)

4. 栄養成分表示

エネルギー(カロリー)、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量が基本。

子ども向け食品は特に「食塩相当量」と「糖質」を意識しましょう。

原材料名の読み方と添加物の見分け方【食品表示のポイント】

表示順は「多い順」

例:「小麦粉、砂糖、バター…」とあれば、小麦粉が最も多く、次に砂糖、その次にバターの順で使われています。

<例>レトルトカレーの食品表示

この表示では、国内で製造したソテー・ド・オニオン(玉ねぎを炒めたもの)が最も多く、次に野菜・果実(人参、じゃがいも、デーツ、ピーマン、しょうが、セロリ、にんにく)、その次に豚肉が使われています。

なお、この「野菜・果物」は、複数の野菜が合わせて配合されている原料を使ってると考えられます。

添加物の表示ルール

「/」スラッシュ以降に添加物がまとめて表示されることが多いです。
例:原材料名:小麦粉、砂糖、植物油脂/膨張剤、乳化剤、香料

<例>レトルトカレーの食品表示

この商品は「/」は存在していません。しかし表示ルール上「/」を使わず、原材料名に添加物も含めて多い順に記載することも可能です。

原材料名内を確認しても膨張剤、乳化剤、香料などはみられないため、この商品は添加物を使用していないことがわかります!

カタカナ成分の確認方法

聞き慣れない成分があれば、スマホで「○○ 添加物」と検索し、安全性や役割を調べましょう。

すぐにNGとせず、量や摂取頻度で判断するのが現実的です。

子どもに安全な食品の選び方|添加物・塩分・糖分の注意点

1. 添加物は少なめを意識

着色料や香料が多く使われている商品はできるだけ避けると安心です。

2. 塩分・糖分は控えめに

栄養成分表示の「食塩相当量」と「炭水化物(糖質)」をチェックしましょう。

3. アレルギー配慮表示を確認

製造ラインで混入の可能性があるかどうかも重要です。

4. 原材料がシンプルな食品を選ぶ

「小麦粉、卵、砂糖」など台所にある材料で構成されているものは安心度が高いです。

食品表示Q&A|添加物・無添加表示・期限の正しい理解

Q1. 添加物は全部NGですか?

A. 全てが危険なわけではありません。保存や味を安定させるために必要な場合があります。大事なのは「種類」と「量」です。

Q2. 無添加表示なら安心?

A. 「無添加」は特定の添加物を使っていないだけで、他の添加物が使われていることもあります。必ず表示の裏側まで確認しましょう。

Q3. 賞味期限と消費期限、どちらを優先?

A. 安全性の面では消費期限が重要。特に子ども向け食品は期限内に食べ切るのが基本です。

まとめ|知識を味方に、安全でおいしい食生活を

食品のパッケージには必ず「食品表示」があり、これは安全性や成分を知るための大切な情報源です。一度読み方を覚えてしまえば難しくありません!

特に小さい子どもを育てるママにとって、「知っている」ことは安心につながります。
今日からぜひ、スーパーで手に取った商品の表示をチェックしてみてください。「何が入っているか」を自分で判断できると、食卓がもっと安心で楽しいものになります。

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