子どもの偏食がひどい時の対処法|わが家の3ステップと改善アイデア集

療育

「また今日も食べてくれなかった…」
「栄養が偏っている気がして心配」
「無理に食べさせるのも違う気がするけど、どうすれば…?」

偏食がひどい子どもと毎日の食事をするのは、想像以上に大変ですよね。
我が家も、子供が2歳頃から好きなものばかり食べたり、せっかく作った料理も一切手を付けてくれない日々が続きました。

私も最初は「何をどう工夫しても食べない!」と落ち込む日々でした。
でも、小さな工夫と根気を持って接していたら、少しずつ食べる量や種類が増えてきたのです。

本記事では、「偏食がひどい」と感じている親御さんに向けて、わが家が実践した3つのステップと家庭でできる対策をまとめています。

「偏食 子ども 対策」や「偏食 改善 方法」を探している方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

ステップ1:子どもの偏食の原因と親ができるサポート方法

子どもの偏食に悩む家庭は少なくありません。「子どもがご飯を食べてくれない」「野菜だけ避けてしまう」といった日常的な困りごとに、どんな原因があり、親はどう向き合えばいいのでしょうか?

この章では、子どもの偏食の主な原因と親ができるサポート方法について解説します。

子どもが偏食になる理由とは?原因と親ができること

子育て中の親御さんなら、「うちの子、ほんとに偏食がひどい…」と悩んだ経験が一度はあるはずです。

でも、そもそもなぜ偏食になるのでしょうか?まずは背景や原因を知ることから始めましょう。

偏食の背景や原因

  • 味覚が敏感で苦味や酸味に反応しやすい
  • 噛む力や飲み込む力が未発達で、食感に不安がある
  • 以前に食べてイヤだった経験が記憶に残っている
  • 食べ慣れないものに「怖さ」を感じている
  • 発達特性により、食感・におい・色に敏感な場合も

偏食は「親のせい」ではなく、子ども自身が感じている違和感や不安の表れです。
食べること自体にストレスを感じてしまう子もいます。

親が持つべき心構えと大切なこと

わが家でも、息子の「食べない!」「イヤ!」の連続に、ついイライラしてしまったことが何度もあります。

私たち親は、「偏食=わがまま」ではなく、「今はそういう時期なんだ」と理解することが重要です。
子どもを責めず、寄り添うこと。「気持ちを理解しながら少しずつ進める」心構えを持ちましょう。

私もある時から「食べない=悪いこと」と決めつけるのをやめました。
無理やり食べさせるのは逆効果。食べない日があっても大丈夫です。

子ども自身も「食べたいけど食べられない」ことに困っている場合があります。

ステップ2:【家庭でできる】子どもの偏食改善に効果的な8つの実践方法

では、日々の生活の中で、どんな工夫ができるのでしょうか?
ここでは、家庭内で取り組みやすい具体的な対策を8つに分けてご紹介します。

1. 信頼関係を築く意識を改めてする

「ごはん=戦いの場」になっていた我が家。
まずは「食べなくてもいい。まずは一緒に笑って過ごそう」と意識を変えました。

絵本を読んだり、食事と関係のない遊びを通して「食べ物・子ども・親」の関係を温めることから始めました。

2. 食事環境を整えて子どもの偏食を改善するコツ

  • テレビやおもちゃは片付けて集中できる空間に
  • 毎日同じ席で食べて安心感を
  • 家族で同じものを一緒に食べる

食べないことよりも、「座っていられたね」「お皿を触れたね」といった行動そのものを認める声かけを心がけました。

3. 偏食の壁を乗り越える!食べやすさと見た目の工夫

  • 野菜を小さくカット
  • やわらかく調理
  • 甘みやうま味を加えてハードルを下げる
  • 色とりどりに盛りつけ、キャラピックや動物型で楽しく

例:にんじんが苦手な子には、甘く煮る・すりおろして混ぜる・スープにするなど工夫を。

子どもに合わせて変化をつけるのがポイントです。

4.「自分で選ぶ」習慣で食べる力を育てる方法

「これ食べて!」ではなく「どっちにする?」と選択肢を作って聞くことで、子どもが主体的に選ぶ場面を増やすようにしました。

”選んだ=自分で決めた”という経験が、子どもの中に「食べようかな」の気持ちが芽生えるようです。

5. 食材に触れることで興味を引き出す!偏食克服の第一歩

  • 野菜を洗う・むくなどの「触る体験」
  • 「においは?」「形は?」と声かけ
  • 簡単なクッキングで「作った達成感」を味わう

自分で関わった食材には、自然と興味や親しみが湧くようになります。

6. 運動と生活リズムで自然と食欲アップ!偏食のサポートに

  • 外遊びや室内運動で体を動かす
  • 毎日同じ時間に食事をとるリズムを
  • 間食の量・タイミングを調整

お腹が空いているときに食卓につくことで、自然と食べる意欲が湧きやすくなります。

7. 好きな料理に混ぜる!苦手食材を無理なく克服する方法

  • 好きな料理(ハンバーグ・カレー)に混ぜる
  • 苦手食材を“変身”させて出す
  • スーパーで「どれ買う?」と関わらせる

嫌いだから出さないのではなく、目に触れる回数を増やすことが大切です。

8. 子どもが自信を持てる声かけ&褒め方で偏食改善をサポート

  • 「ひとくち食べたね!」と大げさに褒める
  • 食べなかった日も前向きに声かけ
  • 「〇〇が好きなんだね!」と好みを認める言葉がけで安心感を

「できた!」という小さな経験の積み重ねが、食事への自信と意欲を育てます。

ステップ3:親が焦らないために|子どもの偏食に向き合う時の心がまえ

子どもの偏食に向き合うとき、親の関わり方がとても大切です。

  • 無理に食べさせず、完食を強要しない
  • できたことを見つけて褒める
  • 「今日はダメでもまた次がある」と切り替える
  • 楽しく温かい食卓を意識
  • 子どもの反応を観察し、柔軟に対応を変える

焦らず、一歩ずつ。その子に合った「ちょうどいいやり方」を見つけていきましょう。

【Q&A】子どもの偏食の原因・改善タイミング・家庭での工夫

Q:いつになったら食べられるようになりますか?
A:本当に少しずつ。時間がかかることを前提に。信じて寄り添えば、必ず変化が見えてきます。

Q:保育園や外では食べてるみたいだけど…?
A:外では周囲に合わせて頑張っていることも。
家では頑張らず、ありのままの心を出せてる証拠かもしれません。食べたくない気分を受け入れてあげることも大切です。

Q:栄養は足りてるのか心配です
A:1日単位でなく、1週間単位で見ましょう。少し気がラクになります。

【まとめ】子どもの偏食克服は小さな積み重ね|親子で乗り越えるためのヒント

  • 小さな成功体験を積み重ねよう
  • 継続と忍耐が力になる
  • 食べることを通して、親子の信頼関係を育もう

「食べられたね」「がんばったね」と微笑み合える日が、きっと少しずつ増えていきます。

大丈夫、あなたの関わりは、ちゃんとお子さんの中に届いていますよ。
偏食は、子どもの個性のひとつ。
そして、親子で向き合っていくプロセスも、かけがえのない成長の時間です。

焦らず、小さな「できた!」を大切にしながら、一歩ずつ進んでいきましょう。
わが家も、今まさにその途中です。一緒にがんばっていきましょうね。

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